優良・悪徳会社の見分け方
公開日:2020.06.04
最終更新日:2022.03.28
ファクタリングを利用する場合、インターネットで検索すると実に多くのファクタリング会社が見つかります。しかし、その中には違法性が高い悪質なファクタリング会社が潜んでいないとも限りません。そこでファクタリング会社を探す際の優良な会社と悪質な会社の見分け方や優良な会社の特徴も参考までにご紹介していきます。
違法性の高い悪質な会社の特徴とその見分け方
悪徳な会社の特徴を理解しておくことはそのような会社を見分ける際に重要です。悪徳会社には以下のような特徴があります。
・相場よりも明らかに低い手数料・高い手数料を提示してくる
悪徳な会社の手口としては、相場からかけ離れた低い手数料や高い手数料を提示してくることがあります。手数料の相場とは、2社間ファクタリングの場合でおよそ「10%~30%」、3社間ファクタリングの場合ではおよそ「5%~10%」です。
これが悪徳な会社になると2社間ファクタリングで「5%」などという3社間ファクタリングの範囲の手数料を提示してきたりします。2社間ファクタリングでファクタリング会社が負うべき未回収リスクなどを考慮すれば、この5%という手数料率は採算性の点で非現実的な手数料率と言えます。
また、このような会社は低い手数料で派手に宣伝し多くの企業の目を引こうとします。そしてたくみに低い手数料を謳い文句に顧客を釣り、いざ契約の段階になると様々な言い掛かりをつけて手数料を釣りあげてくる場合もあります。このような会社は違法である可能性が高いと考えたほうがいいでしょう。
・ファクタリングにかこつけて融資話を持ち掛ける
表向きはファクタリング・サービスとしながら、実際に面談になると融資の話を持ち出す会社がいます。そのような会社はいわゆる闇金業者といわれ、違法な行為になります。貸金業者として金融庁に登録している会社であればまだましですが、登録もしていないとなれば明らかな違法業者となります。反社組織の可能性もあり、十分に警戒しそれ以上の接触は持たないほうがいいでしょう。
・担保を要求する
ファクタリングは売掛債権を買い取って資金調達したり、売掛先企業の支払保証をするサービスのいずれかになります。担保を要求してくることはありえません。担保を取って融資するのは、闇金業者の典型的な手口ですので、それ以上近寄らないようにしましょう。上述のように貸金業者として金融庁に登録していない場合には違法行為に当たりますので、注意してください。
優良な会社の特徴
それでは悪質なファクタリング会社の特徴がわかったところで、次にどのような会社なら取引してもいいのでしょうか。そこで優良な会社と悪徳な会社を区別するために優良な会社の特徴を調べ方と合わせてお伝えしておきます。
まずはインターネット検索でファクタリング会社を検索し、ウェブサイトをチェックします。しっかりとしたホームページがあり、代表者名や所在地、資本金などの情報もしっかりと掲載されているのは優良な会社として最低限必要なことです。
次に見積りの依頼をしてみます。優良なファクタリング会社であれば、すぐに対応してくれますし、丁寧な対応で査定内容も明瞭です。面談の際にはホームページなどに掲載されているオフィスの写真通りのオフィスかどうかも確認することができます。
担当者と打ち合わせをすれば、対応ぶりや質問にも丁寧に回答してくれる会社かがわかります。
このような方法で優良な会社の特徴を予めイメージしつつ、実際の対応ぶりから優良な会社かがある程度見えてきます。尚、ファクタリング会社の中には貸金業者の免許を持ち、貸金業を並行して行なっている場合があります。そのような会社は金融庁の審査を経てきているためにコンプライアンス上も優良である可能性が高いと言えるでしょう。
- 悪徳ファクタリング会社の手口と注意点
- 悪徳ファクタリング会社の巧妙な詐欺の手口
- ファクタリング利用時には「闇金融」に注意
- ファクタリング関連の犯罪情報
- ファクタリング詐欺の境界線・相談窓口
- 偽装ファクタリングとは