運送業
公開日:2020.06.01
最終更新日:2022.03.28
インターネットショッピングが急拡大している最中にあって運輸事業に対する需要自体は旺盛です。しかし、ドライバーの高齢化や人材難などによって現場はますます過酷さを極めています。
運送業は荷主から受注した会社が下請け、孫請け、ひ孫請けへと仕事を回すピラミッド構造が見られる業界です。そのため、入金までのサイクルが長く、さらに荷主から配送コスト削減を要求されるとその負担は受注会社ではなく、下請けから下で受注している会社にシワ寄せが来ます。
また、繁忙期には極端に配送業務の受注件数が増える季節性の高さが特徴の業種です。そのため、臨時で雇用する日雇いドライバーへの支払いや燃料代の負担増など一時的に資金が枯渇してきます。
さらに原油が高騰してくるとさらなるコスト負担増となり、より多くの資金の確保が必須となりますので、短期間で調達できるファクタリングが有効になります。そこで次に運送業のファクタリング活用事例をご紹介していきます。
・会社/個人事業主:個人事業主
・ファクタリングの取引タイプ:2社間ファクタリング
・調達できた額:700万円
取引関係が長期にわたる大切な取引先からオフィス移転のための荷物の搬入・搬出の仕事の依頼が急遽ありました。そのため臨時で大量の日雇いドライバーの確保が必要となりましたが、繁忙期のため他の仕事でも多くの費用負担が重くのしかかっていました。
手元の資金は既に枯渇ぎみであり、このままでは雇い入れた日雇いドライバーへの支払が難しい状況でした。配送業界では噂があっという間に拡がる恐れがありますので、売掛先である取引先に知られないように2社間ファクタリングで申込みをおこないました。
審査担当者の方にはこれまでの業況やキャッシュフローについて説明し、契約書や銀行の入出金明細などの資料を提示したところ、即日で入金してもらえました。そのため日雇いドライバーへの支払い不安も解消し、問題なく依頼された仕事をこなすことができました。そのおかげもあって同じ取引先から別件の仕事をすぐに受注することもでき、業績が拡大してきています。
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