ファクタリング会社には全国対応している業者以外に、地域特化型の展開をしている業者もあります。限られた地域に特化することで、対象地域のファクタリングを手堅くカバーすることが目的です。
もし九州や中国地方でファクタリングを利用したいなら、西日本ファクターはいかがでしょうか。西日本ファクターは、主に九州や中国地方をカバーするファクタリング会社です。今回は西日本ファクターについてご紹介します。
ファクタリング会社西日本ファクターの特徴
まずは西日本ファクターがどのようなファクタリング会社かをご紹介します。
西日本ファクターの運営会社
会社名 | 株式会社西日本ファクター |
代表 | 代後藤 広美 |
所在地 | 〒810-0022 福岡市中央区薬院2-2-18大地ビル2F |
支店 | 大阪営業所:大阪市北区堂山町1-5 三共梅田ビル 熊本営業所:熊本県熊本市東区保田窪4-12-37-2F |
設立 | 平成29年9月 |
取引銀行 | 西日本シティ銀行 |
営業時間 | 平日9:00~18:00 日祝休み(メール:24時間対応) |
連絡先 | 問い合わせ番号:0120-200-088 TEL:092-726-8100 FAX:092-510-7899 メール:info@nishinihonfactor.jp |
株式会社西日本ファクターは九州の福岡に本社を構えており、福岡を中心に九州地方と中国地方に根付いたファクタリング会社です。あえて全国対応ではなく西日本に特化することで、通常よりもスピーディーな資金調達、業界最低水準の手数料でファクタリングを手がけられるようになりました。
設立が平成29年と最近ですが、新しいファクタリング会社だからこそ柔軟な対応が期待できます。
また、西日本ファクターは中小企業の支援を目的としたファクタリングを展開している点も特徴と言えるでしょう。
買取金額
西日本ファクターは公式サイト内で買取上限額は3,000万円までと定められています。買取下限額は30万円からと、少額の買取も行っているので、まずは相談してみるとよいでしょう。
なお、2社間ファクタリングの場合は1,000万円までと定められている点には注意してください。3,000万円の上限は3社間ファクタリングの場合です。大口取引を希望する場合は3社間、即日対応を希望する場合は2社間のほうが確実と考えられます。
手数料
西日本ファクターの手数料は公式サイト内に掲載されています。金額ごとに記されており、特に501~1,000万円は2.8%からと、業界内でも最低水準を誇る数値です。さらに、利用する金額が高くなるほど手数料は安くなる傾向にあります。1,0000万円を超える利用の手数料は明確に記載されていませんが、安い手数料を提示する旨は書かれています。
西日本ファクターの特徴
西日本エリア特化のファクタリングサービスを展開している
西日本ファクターは中国と九州エリアに特化することで、地域の特性や文化などを把握できます。そのため、企業の特性に合わせたファクタリングができ、資金調達もスピーディーにできるようになりました。
西日本エリアに特化することで手数料なども抑えられています。
他社からの乗り換えがしやすい
西日本ファクターは、他社のファクタリングを利用していても対応してもらうことができます。
また、現在利用しているファクタリングに不満がある場合、西日本ファクターに相談することで西日本ファクターの対応についても詳しく聞くことができます。乗り換えを考えている人の場合、現在利用しているファクタリングと比較しながら利用を考えやすいので、あまり多くのファクタリング会社を利用したことがなくても参考にしやすいでしょう。
ファクタリング会社西日本ファクターの評判・口コミ
西日本ファクターのファクタリングを実際に利用したことがある人からの口コミをご紹介します。
「急な大口取引が入ると材料費などが足りず困ることがあります。そんなときに西日本ファクターでファクタリングを利用していますが、いつも入金が早いので本当に助かっています。」(50代 男性)
「最近は事業拡大で資金繰りが難しくなっており、取引件数は増えているものの資金ショートを起こしそうになっていました。ファクタリングがどのようなものかを理解していませんでしたが、銀行融資を受けるには審査が通らなさそうだったので相談してみました。わかりやすくファクタリングがどのようなものかを説明してもらえところも助かりました。おかげで資金ショートを回避しながら事業拡大ができました。」(40代 男性)
「個人事業主で銀行の融資は厳しかったので、初めてファクタリングを利用しました。断られるのか不安でしたが、あっさり通ったのでほっとした気持ちと驚いた気持ちの半々になりました。思っていた以上に利用しやすく、少額でも対応してもらえるので困ったときはまた利用したいと思います。」(40代 男性)
ファクタリング会社西日本ファクターの利用メリット
西日本ファクターのファクタリングにはどのようなメリットがあるのでしょうか。こちらで具体的なメリットについてご紹介します。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングに対応
2社間ファクタリングは、ファクタリング会社と利用者側の2社で行う契約方法です。ファクタリングの利用を売掛先に知られることがないので、資金繰りについて不安を与えずに済みます。また、2社のみでやり取りをするので手間や時間もかかりません。ただし、手数料が高くなりやすいところは留意しておきましょう。
3社間ファクタリングは2社間ファクタリングと異なり、売掛先を加えて3社間で行う契約方法です。売掛先の同意がなければ行えず、さらに3社間でのやりとりが必要なので2社間に比べて手間と時間がかかります。しかし、2社間での契約に比べてファクタリング会社にリスクが少なく信頼性も高いため、手数料が安くなりやすいのが特徴です。
どちらにもメリットとデメリットがあるので、必要に応じて使い分けましょう。特に、西日本ファクターの場合、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングでは買取上限額が異なることも覚えておいてください。
医療ファクタリングも展開
西日本ファクターは2社間と3社間以外に、医療ファクタリングの一種である診療報酬ファクタリングも取り扱っています。診療報酬は通常、保健機関から介護報酬を受け取るまでおよそ2か月かかるので、実際に資金が入るまでに資金繰りが難しくなることもあるでしょう。医療ファクタリングなら、本来よりも早く資金を得ることが可能なため、資金繰りの問題点を解決できます。
また、医療ファクタリングは国が運営する国民健康保険団体連合会が売掛先になるため、ファクタリング会社にとっても信頼性が高いことから手数料も安くなる傾向にあります。
スピード入金
西日本ファクターは、対象エリアを限定することで対応の早さを実現しています。契約が早ければ当日の入金も可能なので、一刻も早く資金が必要な際には大きな手助けになるでしょう。
特に九州エリアや近畿エリア、中国エリアは即日入金の対応も期待できる可能性が高いので、急ぎの場合はヒアリング時に伝えてみることをおすすめします。
ノンリコース契約
ノンリコースとは、万が一売掛先が倒産や経営不振によって売掛金が支払われなかった場合、ファクタリング会社に支払いをしなくてもいいという契約のことです。「ノンリコース」以外には、「有償請求権がない」と記載されていることもあります。
リコース契約に比べると、ファクタリング会社にとって手数料が高くなることが一般的ですが、万が一の際にも安心して利用できるので、保険として安心できる制度と言えるでしょう。
オンラインで完結
ファクタリング会社によっては、契約時に直接対面を求めることがあります。直接対面することでどのようなファクタリング会社なのか雰囲気がわかり、疑問があるとその場で解決できるなど多くのメリットがあります。ただし、時間や手間がかかるので、資金調達を急いでいる場合は煩わしいと感じてしまうかもしれません。
その点、西日本ファクターはオンラインで契約が締結できるため、スピード重視の方と相性がいいでしょう。
幅広い業界に対応
上記でも紹介したように、西日本ファクターは2社間ファクタリング、3社間ファクタリング、医療ファクタリングの3種類を提供しているので、利用している企業の業種も幅広く豊富です。特に多いとされているのが建設業ですが、他にも運送業、製造業、卸売業、サービス業、医療福祉などが取引実績には記載されています。
土曜日も営業
ファクタリングは入金を急ぐ方が多く、週末に急な取引が発生したときにも利用できるほうが安心できますよね。しかし、多くのファクタリング業者では土日祝などカレンダー通りの休日を設けていることが多く、場合によっては不便さを感じてしまうかもしれません。
西日本ファクターでは土曜日も営業しているので、土曜日に申し込みをすれば月曜日に入金が完了する可能性が高いと言えます。また、平日はなかなか時間がとれないという方でも相談しやすいでしょう。
ファクタリング会社西日本ファクターの注意点
ファクタリング会社西日本ファクターには多くのメリットがありますが、同時に注意点も複数あります。利用時には注意点についても考えておきましょう。
対象外のエリアがある
今回ご紹介してきたように、西日本ファクターは九州エリアと中国エリアに特化したファクタリングです。支社は大阪にもあるので関西エリアにも対応していますが、関東や東北など東日本に所在地がある会社では本来のメリットを享受できない可能性があります。そのため、西日本エリア以外で利用する場合は、他のファクタリング会社と比較して利用を検討することをおすすめします。
売掛先は法人のみ
西日本ファクターのファクタリングは法人・個人のどちらでも利用できますが、売掛先は法人のみである点に注意が必要です。売掛先が個人の場合は買取できません。
個人と法人の両方と取引を行っている企業は、事前に法人の売掛先であるかを確認しておきましょう。
ファクタリング会社西日本ファクターのファクタリングの流れ
実際に西日本ファクターのファクタリングを利用する際の流れと、審査に必要なものをご紹介します。
利用までの流れ
①申し込み
まずは西日本ファクターに電話や公式サイト内の問い合わせフォームから申し込みをします。自社の情報以外に買取を希望する売掛債権や売掛先の情報も必要です。そのため、事前にきちんと説明ができるように準備をしておきましょう。また、入金の希望日がある場合はこの時点で伝えておくことをおすすめします。
申し込みが終わると本査定申し込みフォームのURLの連絡が入ります。
②必要書類の送付
本査定では必要事項をURLに記載する以外にも、必要書類の提出が求められます。買取を希望する売掛債権の請求書を写真で送付するため、事前に写真を撮影しておく、またはすぐに取り出せるように請求書を手元に用意しておきましょう。
③審査
ヒアリング内容と書類などを参考に、審査が行われます。ただし、通常の銀行融資とファクタリングは異なるため、信用情報などはあまり審査の対象になりません。
無事審査に通ると、必要な手数料と契約条件が提示されます。
④契約の締結
手数料や契約条件をよく確認し、問題がなければそのまま契約の締結に入ります。西日本ファクターではクラウド契約を導入しているので非対面かつ、オンラインで契約が締結できるため時間がかかりません。
⑤入金
契約締結後、早ければ即日、長くても3日以内に指定した口座に西日本ファクターから入金があります。金額があっているかなどを確認しておきましょう。
⑥支払い
無事に売掛先から資金回収ができ次第、西日本ファクターに利用した金額の支払いをします。
ただし、3社間ファクタリングの場合は売掛先から西日本ファクターに直接売掛金が支払われるので、支払いの必要はありません。
以上でファクタリング契約は完了です。
審査に必要なもの
- ・商業登記簿謄本
- ・印鑑証明書
- ・代表者の身分証明書
- ・契約書
- ・銀行通帳
- ・決算書、確定申告書(2期分)
- ・請求書など
西日本ファクターの公式サイト内には、設立から間もない企業も利用可能と記載されています。そのため、決算書などがない場合でも対応してもらえるようです。
事前に不安なことはヒアリング時に解消しておくことをおすすめします。
ファクタリング会社西日本ファクターと他社の比較
西日本ファクター | A社 | B社 | C社 | |
資金化までの日数 | 最短即日 | 最短即日~1週間 | 最短即日 | 最短即日 |
手数料 | 2.8~15% | 4%~ | 3~8% | 10%~ |
償還請求権 | なし | なし | どちらでも可 | なし |
債権譲渡登記 | 不要 | 不要 | どちらでも可 | 不要 |
秘密主義 | 完全秘密主義 | なし | なし | 完全秘密主義 |
申込方法 | Webサイト・電話・LINE | Webサイト・メール・電話・LINE | メールフォーム・電話 | メール・電話・FAX |
申請の手続き | 担当者のサポートあり | 担当者のサポート・書類代行サービスあり | 個人で対応 | 個人で対応 |
審査通過率 | 98% | 80% | 記載なし | 記載なし |
買取金額 | 30〜3,000万円 | 最大2,000万円まで | 50〜5,000万円 | 50~1,000万円 |
個人事業主の申し込み | 可 | 不可 | 可 | 可 |
こうして比較してみると、西日本ファクターは他社と比べて、利用金額が大きいほど手数料も安くなる傾向にあると言えます。特に具体的な割合は記載されていないものの、1,000万円以上の取引では、上記の手数料よりもさらに安い手数料で契約できる可能性もあります。
また、九州エリアが所在地の企業であれば最短即日での入金も対応しており、実際に振り込まれたという口コミも見られるので信憑性も高いでしょう。
審査通過率が98%以上と非常に高いところも強みです。公式サイト内では、取引の実績がある業界も公開されており、個人事業主でも利用できることから審査通過率が高いことの証明にもなっています。リピート率も95%以上と高い水準なので、満足度の高い取引ができている企業が多いのではないでしょうか。
他にも西日本ファクターでは赤字決済、税金の滞納、銀行融資を断られた企業でも利用できることを記載されているので、気になった方はまず問い合わせてみることをおすすめします。
まとめ
全国展開ではなくあえて地元密着型になることで、対象エリアに所在地がある企業にとっては多くのメリットが得られます。すぐにファクタリングの利用を考えていなくても、あらかじめ利用できるサービスを把握しておくことで万が一の際にも安心できるのではないでしょうか。
西日本ファクターは九州、中国、近畿の3エリアに所在地がある企業におすすめのファクタリング会社です。即日入金や乗り換えを検討している方は、気軽に相談してみましょう。