土木業
公開日:2020.06.02
最終更新日:2022.03.28
土木業は公共工事がメインのため、支払元がしっかりとしており、資金が未回収となるリスクが非常に低い業種の一つです。しかし、売掛金の入金までのサイトが長いため、資金難になりやすい業種でもあります。そのため、順調に工事の受注を確保しても当面の資金繰りに窮する状況も頻繁に発生し、黒字倒産が起こる可能性も高くなっています。
必要な運転資金が集まらないと機材のレンタルコストや資材の購入費用がまかなえず、新規工事の受注にも影響してしまいます。今回はそのような状況にある個人事業主Kさんが2社間ファクタリングで資金調達できたファクタリング活用事例をご紹介していきます。
・会社/個人事業主:個人事業主Kさん
・ファクタリングの取引タイプ:2社間ファクタリング
・調達できた額:600万円
主に公共工事の下請けとして土木関連事業を営む個人事業主の事例です。Kさんは利益率の高くて親会社への支払いがほぼ確実で自らへの実入りも大きい公共工事には満足していました。しかし、工事期間が長いため、実際に親会社からの入金サイトが長い点が不安でした。というのも、工事の規模や工事期間の延長などに合わせて建築資材の購入やトラック・レンタル機材の調達、さらに必要に応じて臨時作業員の追加など大きな支払いが常時発生するからです。
そこで建設・土木関連の買取実績も豊富にあるというファクタリング会社に連絡したところ、早速面談の日程が組まれました。審査担当者にこれまで公共工事の受注実績や売掛金の入金状況などを詳しく伝えると、売掛金の入金が非常に安定しており、2社間ファクタリングの引き受けが可能ということでした。
申し込みをして面談した日の翌日には600万円の資金が指定口座に振り込まれていました。たったの1日で資金調達ができてKさんは安心しました。その資金を元に当面必要な建機のレンタル費用や資材の調達に利用できました。スムーズに工事が進められたということで、別の工事受注の話も出てきたため、上手く作業員を集められればここで大きな事業拡大になりそうです。
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